福島のフォーキー・デュオmiwa muraのミニアルバム「海辺のあしあと」を配信開始。いわきの海辺の優しげな時間に、寄せて返す音の波。海と音楽を愛する全ての人に。（by DIY HEARTS） 震災被害により漏電し休業を余儀なくされていた福島県いわき市のライブハウスsonicが４月９日、僕とユザーン、そして地元のミュージシャンたちをステージに上げ、再び音楽を鳴らし始めた。僕は「開放厳禁」と書かれた舞台袖のドアをこっそり開けて、ずっと彼らのライブを聴いていた。目が覚める思いだった。音楽、文化によって守られる人間の尊厳という事をこれほど身をもって感じた事はなかった。また必ず始められると思った。凛とした後ろ姿で歌を紡いで行くmiwaさん、そしてキュートな笑顔とイントネーションが忘れられない大工のおっちゃんムラシゲさんが爪弾くギター。打ち上げで呑み交わしてるうちに僕の鞄に入っていたCD-R「海辺のあしあと」、自分だけの宝物にしておくことは到底出来ず、御二人のお許しを得て、配信させて頂く事にした。本当の名盤です。（by七尾旅人）