〈寄付先について〉

初回の寄付は設立時の公約通り日本赤十字に行いました。震災直後にDIY HEARTSを立ち上げた時、最も早く稼働していた機関であったからですが、2度目の寄付についてはより深く熟考を重ねたいという気持ちがあり、焦る気持ちを押さえて協議を重ねて来ました。あまりにも被害は甚大で、皆様に支えられながら精一杯集めたこのお金も、ともすれば小さな額に思えて来ます。やがて結論が出ました。お父さんやお母さん、あるいはその両方を失った、震災遺児の子供たち。彼らのために使えないかと。あまりにたくさんの方に打撃を与えたこの災害と事故の連鎖の中で、最も傷ついているに違いない子供たち。いつかきっと、心から笑えるようになってほしい。一緒に歩いて、並走して、新しい景色を作っていかなくてはならない。そのために私たちは、決してこれで終わりではなく、ようやく立つ事が出来たスタート地点として、初年度の成果を、子供たちの前に、お届け出来ればと考えました。